高知城
高知城は、電車ですとJR高知駅を下車し、とさでん交通で、はりまや橋で乗換え高知城前で下車します。もしくは、JR高知駅より南下直進し、追手筋を西へ右折します。徒歩25分ぐらいで高知城に到着です。車ですと高知ICから15分です。駐車場は高知公園駐車場が近くにあります。
標高44.4mの場所に築かれた高知城の敷地面積は約1,580平方メートルもあります。高知城は現存する12天守のひとつです。土佐藩初代藩主である山内一豊によって着工され、2代忠義の時代に完成したそうです。明治時代に発布された廃城令や太平洋戦争、南海地震など、様々な危機を乗り越えたうえ、15棟もの建造物が現存している貴重なお城であることから、日本100名城に選定されています。
天守閣に入ると、藩主の御座所である上段ノ間まで、四ノ間・三ノ間・二ノ間と部屋が続き、座敷飾りの位置や装飾などで身分と格式の序列を表現した、武家の権威を象徴する建築様式を見ることができます。また、名工・武市高明が黒潮の波をモチーフにして作りあげたと伝えられている欄間は、江戸時代に作られたとは思えないほどすばらしいものでした。
格天井や違い棚が設けられた上段ノ間には、帳台構えがあります。裏側のスペースは、藩主を護衛する武士が隠れる場所になっていた武者隠しを見ることができました。
また、城内には高知城の模型、高知城の歴史や建造物の造りなどを紹介したパネルの展示もあり、歴史を詳細に知ることができます。
そして、天守閣の最上階にあがると、とても気持ちの良い風が通り、また高知市街の風景を一望することができます。
今回、私が高知城へ来た目的の1つが桜です。敷地内には223本の桜の木があり、高知県でお花見スポットとして人気です。今年は、1954年の統計以来3番目に早い開花となったニュースを耳にし、桜の花の開花を見に来ました。ニュースの通り、ソメイヨシノの開花を見ることができました。まだ咲き始めたばかりで、とても新鮮な気持ちになりました。
高知城を楽しんだ後は、すぐ東側に2017年にオープンした高知城歴史博物館がお薦めですので、是非行ってみて下さい。