菅谷館跡
比企郡嵐山町菅谷に残る鎌倉時代の有力な御家人・畠山重忠の館跡です。館跡と呼ばれますが、近隣の松山城跡、杉山城跡、小倉城跡と共に「比企城館跡群」として、国の史跡として指定され、更に、続日本100名城に選定されている立派な城跡です。戦国時代には、後北条氏の支城の一つとして活用されていたそうで、「菅谷城跡」とも呼ばれています。
敷地内三ノ郭に立つ「埼玉県立嵐山史跡の博物館」では、先述の続日本100名城のスタンプが押せるし、御城印も購入できます。ここでパンフレットを入手してから散策すると効率よく廻る事ができるのでオススメです。
当時の建物は残っていませんが、遺構として曲輪・土塁(出桝形土塁や蔀土塁)・空堀・虎口などが状態良く残っています。二ノ郭の土塁上には、畠山重忠公の像が鎌倉の方角を向いて立っていますが、これが結構リアルで迫力がありました。
毎年秋に開かれる「嵐山まつり」では、流鏑馬や火縄銃演舞、武者行列などの会場となっています。コロナ禍が治ったら、是非見に行きたいです。