太平洋を一望できる戦国時代の城跡
高知市の南部、高知市浦戸にある高知県の史跡です。いつも観光で来られるお客様で賑わっています。こうちの景勝地の代表格である「月の名所の桂浜」を背後の望む戦国時代の武将、長宗我部氏最後の居城で、山内一豊公も高知城に移るまでの居城跡として有名です。南、北、東が海で囲まれた要害の地形は難攻不落の城として長宗我部氏の栄華を誇っていました。また、保有する水軍を麓の浦戸港を基地として地の利を活かした居城として四国統一の集大成との事です。現在は城跡という事で建物は残っておりませんが、国民宿舎「桂浜荘」、坂本龍馬記念館の建っている所が本城だという事です。天守からは壮大な太平洋が一望でき、とても景色が良かったであろうと思われます。現地で見られる石垣や石塁は野面積みと呼ばれ、当時を想像出来ますよ。月の名所の桂浜という事もあり、中秋の満月を見物するには最高の場所で、大人気です。坂本龍馬もこの地で、この場所で太平洋を見ていたと思うとワクワクしてきます。