織田信長の次男が築城した城
松ヶ島城跡は三重県松阪市にある戦国時代の城跡です。三重県指定の史跡に登録されています。築城主は織田信長の次男・織田信雄です。
織田信雄によって天正8年(1580年)に築城されましたが、天正16年(1588年)の松坂城の築城のあと、廃城となったようです。
立地は、現在の国道23号線の松ヶ島交差点から伊勢湾側には入った、少し奥まった伊勢湾沿いに近い場所にあります。
天守閣の跡とされる台状地だけが残っていて城の構造物は何もありませんが、付近の地中からは瓦片等が出土しているそうです。
手前の小道には看板は設置されていますが、観光地化されていないので駐車場やトイレといった設備はありません。また、住宅街の中なので付近に有料のコインパーキングもありません。
公共交通機関だと最寄りは近鉄になり、近鉄の松ヶ島駅から歩くと、1km程度あるので15〜20分程度掛かります。
現在では伊勢湾を望む位置のように見えますが、当時は埋め立て面積が少なく、二級河川の三渡川沿いに建っており、城下町も存在したようです。