長島城は、今では跡地になっています。
長島城は、有名なテーマパークや、アウトレットができている長島に、明治まであったお城です。
今では跡地になっています。
長島を訪れる観光客は、大変多いのですが、長島城跡の周辺は、長島中部小学校・長島中学校の敷地になっていて、静かで穏やかなところです。
長島中部小学校の構内に案内板があり、長島城の略歴が書かれています。
長島城の遺構の大半は残っておりませんが、東側に石垣と堀があります。その他、城跡の看板、移築された建造物として、大手門(蓮生寺)、奥書院(深行寺)が現存しています。
蓮生寺、深行寺とも近所のため、まとめて見てまわる事ができます。
長島中部小学校内にある桑名市指定天然記念物の「大松」は、本丸の西南隅にあったそうです。こちら樹齢三百数十年だそうで、学校のシンボルになっています。
地元の人達は良くご存知ですが、長島というところは、三重県の東南部に位置し、愛知県との県境になっており、長良川と木曽川にはさまれた中州になっています。
現代のように大規模な橋を建造できなかった時代においては、大変守りやすい地形です。
長島は今では高速、国道が何本と通っているきわめて交通の便のよいところです。
どうぞ気軽に訪れて下さい。
長島城の案内版の説明によると、長島城は、かなり長い間、存在していた城だと分かります。
長島城は、1400年代に築城されてから、1570年には長島一向一揆の拠点となり、織田信長と激しく戦い、両軍に多数の犠牲者を出したため、一躍有名になりました。
その後には天守閣のある立派な城になったそうですが、震災で失われ、その後、天守閣は再建されなかったそうです。残念。立派なお城も見てみたかったです。
江戸時代には、この長島城に長島藩の藩庁がおかれ、明治維新後に廃城になるまで存続しました。
いまでは当時の面影をしのぶものもあまり残っていませんし、激戦地と聞いても実感がないほど、良いところです。平和でなによりだと思いました。