福山城の歴史
福山城は、広島県福山市にある平山城で、日本の近世城郭の最高到達点とも言われる壮大な城です。築城は元和8年(1622年)に水野勝成によって始められ、西国鎮衛の拠点として、西日本の外様大名に幕府の権威を示すために、破格の規模と美しさを備えました。天守や櫓、門などは伏見城から移築されたものも多く、伏見櫓や筋鉄御門は現在も国の重要文化財として残っています。福山城は明治6年(1873年)に廃城令によって解体されましたが、昭和41年(1966年)に天守や月見櫓、御湯殿などが鉄筋コンクリートで復元されました。現在は天守内部に福山城博物館があり、福山藩の歴史や文化を紹介しています。また、天守最上階からは福山市街や瀬戸内海を一望できます。福山城はJR福山駅から徒歩10分ほどの距離にあり、新幹線のホームからも見ることができます。福山城は日本100名城のひとつにも選ばれており、城好きにはたまらないスポットです。とてもお勧めのお城です。