

JR高山駅の東約1㎞(徒歩15分)の所に『高山城跡』はある。 幾度も高山観光に来ていたが、なかなかこの地を訪れる事はできずにいたが、今回やっと訪れる事が出来た。 ここは、標高686.6mの通称「城山」別名を臥牛山また巴山ともいう。 この高山城の築城は天正16年(西暦1588年)から始まり本丸・二之丸・三之丸…、約16年で完成した様である。 御殿風の古い城郭形式の外観2層、内部3層の構造を持つ天守が特徴だったそうであるが、元禄8年幕府の命により廃城となった。 その為、今ここには立派な城郭や石垣は無い。 もし、当時のままの高山城が見えたのなら、どんなに素晴らしい姿なのだろうか?と、思うのは私だけではないだろう。 現在、高山城跡を中心とした城山公園一帯は「高山城跡及びその周辺の野鳥生息地」として高山市の天然記念物に指定され、鳥獣保護区特別保護地区となっている。 市街地に非常に近い自然公園で、春の花見、秋の紅葉を楽しむ高山市民の憩いの場となっている。 遊歩道を散策していると小動物や野鳥が出迎えてくれる事から、自然と共生している事が実感できる貴重な所とも言えよう。ただ、この公園は標高の高い場所ではあるけれども、樹木に遮られ綺麗な景色がほんの少ししか望めなかったのは残念であった。 皆様も高山観光にお出かけの際は、『高山城跡』にも足を運ばれ、小鳥の囀りや小動物との遭遇等、自然と触れ合ってみては如何ですか?