城・日本の城・城郭用語辞典
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倭城
わじょう倭城とは、豊臣秀吉が朝鮮半島に遠征軍を出した1592年(文禄元年)から1593年(文禄2年)の「文禄(ぶんろく)の役」と、1597年(慶長2年)から1598年(慶長3年)までの「慶長(けいちょう)の役」のときに、日本軍が朝鮮半島の南部各地に築いた城や砦の総称である。日本式の建築様式で、約30の城が建造され、加藤清正が築いた西生浦城(ソセンポウェソン)をはじめ各城について日本軍の側では名称を付けていたが、朝鮮側ではそうした城群を総じて「倭城」と呼ぶのが一般的である。倭城は総石垣造りや堅土塁、登り石垣など当時の築城技術を豊富に用いて造られた物が多かった。天守や櫓、城門などはすでにすべて消滅し、いくつかの城に石垣や遺構だけが存在する。
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