日本の城

城・日本の城・城郭用語辞典

城・日本の城・城郭用語辞典 城・日本の城・城郭用語辞典

文字サイズ

  • 水の手
    みずのて

    水の手とは、日本の城に関する用語のひとつ。敵に攻められたときに長期間立て籠もって敵が疲弊するのを待つ籠城作戦を採る際や、また、日常生活を送るうえでも、水は重要な物であった。そのため、水の管理は厳しく行なわれていたと考えられている。平時には城の区域内にある井戸の水を使う他、山の頂上あたりに位置する山城(やまじろ)では近い場所にある河川の水を利用していた。また、井戸や河川の水が使えない城では、天然の水を貯蔵しておく水手曲輪(みずのてくるわ)を設けて、炊事などを行なったとされる。曲輪は一定の広さで区切ったスペースや囲いなどを意味する用語だが、水手曲輪は容易に侵入できないように堅固な造りになっていた。

用語辞典トップへ戻る

全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の日本の城を検索できます。

ページ
トップへ
ページトップへ