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城・日本の城・城郭用語辞典

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  • 望楼型天守
    ぼうろうがたてんしゅ

    望楼型天守とは、日本の城において中核施設とされる天守について、建築様式に注目して分類したときの種類のひとつである。入母屋造や切妻造の櫓の上に小規模な望楼を重ねたような形状の天守を意味する。切妻造とは本を伏せたように2面の屋根を持つ建築様式であり、入母屋造はその切妻造と4方向に面を下ろす寄棟造を合わせたような形式の物。もともと天守建築はこのいずれかの形式が主だったが、1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いの前後から望楼型天守が登場し始めた。高い位置から敵の様子を偵察して指揮を執るために、城主の住む館に望楼を設けたことから誕生したと考えられている。望楼型天守は、愛知県の犬山城、福井県の丸岡城で現存例が見られる。

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