城・日本の城・城郭用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
復興天守
ふっこうてんしゅ復興天守とは、火災など何らかの要因によってなくなってしまった城の天守を、資料をもとにしながら、専門家の補足推定などを加えて復元した物のことを意味する。似たような用語に「復元天守」があるが、こちらは文献などの古資料や古絵図、江戸時代末期から明治時代初期までに撮影された古写真、発掘調査された遺構などをもとに昔の姿を忠実に再現する物。これに対し、復興天守はそうした資料が乏しいために、推定が必要になる。本来は破風のない天守に飾り破風が付けられた例も多い。復興天守として知られるのは、大阪府の大阪城や岸和田城、岐阜県の岐阜城などがある。こうした天守の復興・復元は昭和30年代から平成期にかけて盛んに行なわれてきた。
全国から日本の城を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の日本の城を検索できます。