城・日本の城・城郭用語辞典
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平城
ひらじろ平城とは、日本の城について、どのような場所に建てられた物であるかに注目して分類したときの種類のひとつである。地勢の高さや状態によって、平城、平山城(ひらやまじろ)、山城(やまじろ)の3つに大きく分けられ、なかでも平城は平坦な地に造成された城のこと。地の高低にかかわらず、曲輪について輪郭式縄張、梯郭式縄張と呼ばれる方法を採用した城が平城にあたると考えるのが一般的である。守備力を高めるために石垣や堀を設けた物が多い。近世になって盛んに造られ、城の全体数の4割程度を占めるとする説もある。代表的な例としては、長野県の松本城、岐阜県の大垣城、愛知県の名古屋城、大阪府の大阪城、京都府の二条城、広島県の広島城、佐賀県の佐賀城などがある。
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