城・日本の城・城郭用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
破城
はじょう破城とは、城を取り壊すことを意味する。廃城の結果、行なわれる処置のひとつ。城割(しろわり)とも呼ばれる。日本では中世や近世において、領地や勢力の拡大を続けるにあたって本城を移すこともあり、こうした場合に以前の本城であった城が破城されることがあった。敵の城を攻め落としたあとに、その城を破城とすることも多い。また、戦の最中にも、和平や休戦の条件として特定の城について破城を行なうこともあった。こうした条件においては1城の破城を約束するのが一般的であったが、織田信長や豊臣秀吉の時代になると領国内の城すべてを破城対象とするなど規模が大きくなっていく。1615年(元和元年)の江戸幕府からの一国一城令では、数日で約400の破城がなされた。
全国から日本の城を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の日本の城を検索できます。