城・日本の城・城郭用語辞典
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白米城
はくまいじょう白米城とは、山の上にある城が、籠城戦において白米を水に見せかけて、水に困っていないことをアピールしたとされる伝説のこと。日本の各地に白米城の伝説が残る。籠城戦とは、城を取り囲むように攻めてきた敵に対し、守る側が長期間城に立て籠もることで、攻め手の戦意や戦力を疲弊させようとする作戦のこと。城のなかにある水は限りがあるため、次第に不足していくが、白米城ではこの水が城内にまだ豊富にあると見せかけて攻め手を欺くことが狙いであったと考えられる。具体的には、滝をイメージして崖の上から白米を流したり、白米によって馬を洗ったりする姿を敵に見せたとされる。事実であるかどうかは不明で、口承によって全国に伝播した創作の話であると推測する説が有力である。
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