城・日本の城・城郭用語辞典
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着見櫓
つきみやぐら着見櫓とは、日本の城において築かれることがあった櫓の1種。櫓とは敵状観察や倉庫などの役割を持つ単層あるは重層の建物である。本来は着到櫓(ちゃくとうやぐら)と言う建物であるが、着見櫓と呼ぶことが多い。戦のときに主な出入り口となる虎口(こぐち)を見張るのが大きな目的である。着到櫓の名は、城兵が出陣をするときに虎口付近に集まってきた兵、特に将兵の到着などを確認したことや、城に入ってくる人の記帳を預かったりしたことから付いた。石川県の金沢城石川門にある物のように城郭エリアのなかでも虎口に設けられるのが一般的だが、標高約717mに立つことで知られる岐阜県の岩村城では全城門に着見櫓が付いていた。
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