城・日本の城・城郭用語辞典
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たたき土居
たたきどいたたき土居とは、日本の城において築かれたことがある防衛設備のひとつ。土居は大きくは芝を混ぜ込む芝土居(しばどい)と、たたき土居に2分されるが、後者は土砂をそのまま盛って叩いて固めた土居のことである。粘土や小石を混ぜながら土砂を叩いては乾燥させ、さらに土砂を乗せて叩いて固めて層を築くことで強度を高める。傾斜角としては45°前後。たたき土居を断面で見ると、45°の傾斜を持つ部分が内側と外側に3間(けん)ずつ、その間に馬踏みと呼ばれる兵が歩けるような土居上の通路を設け、この馬踏みが2間となるのが標準とされる。高さも3間が目安である。換算すると1間は182cmで、断面の幅は14m強、高さ5m強である。
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