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城・日本の城・城郭用語辞典

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  • 惣堀
    そうぼり

    惣堀とは、日本の城における堀を、位置関係に注目して分類したときの種類のひとつである。堀とは、地面を細長く掘った構造のことで、戦国時代にも敵や動物の侵入を防ぐなどの目的でほとんどの城で採用された。規模の大きな城では堀は何重にも形成されたが、城下町も含めてその周りをぐるりと囲んだ最も外側の堀を「惣堀」と言う。すなわち、城と城下町一体の外周を区切る構造物を「総構え」あるいは「惣構」(そうがまえ)や「総郭」(そうぐるわ)と呼ぶが、こうした構造物を堀によって形成した物が惣堀である。惣堀があった城としては豊臣秀吉が建てた大阪府の大阪城が有名。1614年(慶長19年)の大阪冬の陣のときにはこの惣堀の存在も徳川軍を苦しめる大きな要因になったことで知られる。

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