城・日本の城・城郭用語辞典
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漆喰
しっくい漆喰とは、日本の建築物の壁に使われる素材のひとつ。消石灰を主な原料にした物で、壁の表面に塗り付け、乾燥させて使用する。瓦などの目地を埋めるときにも用いることがある。仕上がりは白色。防火素材であり、下地が土壁の場合は調湿機能も期待できる。日本の城や社寺においても、土壁より耐水性が高い点などが好まれて外壁などに採用されている。風や雨を受けると劣化しやすく、修繕をまめに行なうことになる点がデメリット。漆喰は日本で1400年以上の歴史を持ち、安土桃山から江戸初期にかけて、消石灰と海藻を炊いた糊(のり)、麻すさと混ぜる方法で作られるようになった。この製法の物は「本漆喰」と呼ばれ、他にも様々な製法の物が開発されている。
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