城・日本の城・城郭用語辞典
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逆茂木
さかもぎ逆茂木とは、木を切り倒して、葉や枝の付いたままで並べて造るバリケードのこと。戦のときに用いられることがあった。葉が茂っているほうを敵に向けることで、小枝のとがった部分が敵に刺さる針の役割を果たすうえ、茂った葉が目隠しとなって敵の視界を遮ることができる。枝同士を結び合わせ、垣根として配置することが多い。戦国時代末の書物である「築城記」に記載がある他、それより昔の「平治物語」や「平家物語」などにも登場することから、古代や中世から防御設備として存在していたとされる。戦国時代には土塁など城のあちこちに設けられた。
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