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城・日本の城・城郭用語辞典

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  • 不明門
    あかずのもん

    不明門とは、通常は使うことがなく、ほとんど開かれることがない門のことを指す呼称である。日本の城や寺社建築などの門について言うことがあり、国内にはいくつかの不明門が存在した。城においては、外との境界にある大手門(おおてもん)ではなく、搦手門(からめてもん)に多い。例えば、岡山県にある岡山城では、政治を行なう場や藩主の公邸としての役割を持つ「中の段」と、藩主が日常生活を送る御殿がある「本段」があったが、この2つの段の間に不明門と呼ばれる門がある。本段へは限られた身分の人のみが入れたため、通常は閉ざされていたことにその名前は由来する。また寺院では、京都府の因幡薬師堂平等寺は正面にある門がいつも閉ざされていたことから、その前にある通りに不明門通の名が付いたなどの例も。

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