日本の城

目指せ!天下統一!列島縦断「城」クイズ!

第二問 次のうち、「独眼竜」で有名な仙台城の築城主は誰?

正解 A.伊達政宗

<解説>

伊達政宗による仙台城の築城が始まったのは、1601(慶長6)年。もとは国分氏の居城「千代城」の上に建設されたようですが、本丸の土地を拡張。その規模は東西に245メートル、南北に267メートルと、当時では最大級と言える物でした。

仙台城が築城された時代は、平野部に大規模な平城を建設するのが流行でしたが、仙台城は山城であり、天守がない構成となっていました。徳川政権が安定してくると、山上と麓の往来が不便になり、2代藩主・伊達忠宗の時代に二の丸造営を行ない、これ以降、仙台城は平山城になります。

伊達政宗

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何度も災害に遭遇した仙台城

江戸時代を通して、仙台城は火災や地震に何度も遭遇し、そのたびに改修を行なってきました。改修では、崩れてしまった石垣など、そのつど被害の状況や時代の要請に応えるように、屋敷の位置や構成も変更されていったようです。実際に、異なる時期に描かれた絵図などを確認すると、いくつかの場所で位置や構成が異なっています。

典型的な例のひとつとして、本丸の南東(旧暦の方位では巽)方向に位置する巽櫓(たつみやぐら)があります。櫓は監視台、弓や鉄砲で敵を狙う攻撃拠点、倉などの機能を備えた設備のことです。この巽櫓は、築城のころの最も古い絵図にしか描かれておらず、地震で崩れた後、何らかの理由で再建されなかった建築物であると考えられています。

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