ご希望の日本の城情報を無料で検索できます。

ホームメイト・リサーチTOP

刀剣ワールド/城
日本の城
トップページへ戻る
トップページへ戻る

日本の城情報(春)

日本の城と桜のコラボレーション!この時期にしか見られない名所



春らしい陽気になるとお花見や行楽のシーズンがやってきます。この時期になると桜も鮮やかに色づき始め、目にする美しい情景は見事なもの。身近な公園や野山にも桜の名所とされている場所がありますが、実は日本の城の近辺も隠れた桜の名所なのです。

城と桜の美しい組み合わせがおすすめの名所

城と桜の美しい組み合わせがおすすめの名所

兵庫県朝来市にある「竹田城跡」は、国史跡にも指定されている山城遺跡です。遺構が完存する全国でもまれな城跡であり、別名は「虎臥城(とらふすじょう/こがじょう)」。2006年(平成18年)には「日本の100名城」にも選ばれ、2012年(平成24年)には「恋人の聖地」として認定されているスポットなのです。

「竹田城跡」がある標高757mの朝来山中腹には立雲峡の桜があり、山陰で随一の桜の名所として知られ「但馬吉野」とも呼ばれています。樹齢が300年とも言われる老桜が、奇岩や巨大な石が見られる中に鮮やかな彩りを加えているのが特徴です。

また、まるで絵画のようなお城と桜とのコラボレーションを楽しむなら、兵庫県姫路市にある「姫路城」。輝くような真っ白な姿が青空によく映え、その姿は「白鷺城(はくろじょう/しらさぎじょう)」という別名でも親しまれています。桜のシーズンになると城の近辺にはシダレザクラやソメイヨシノなど約1,000本もの桜が咲き、「姫路城」の白壁によく映えるその景色は「日本の桜の名所 100選」にも選出された程の美しさです。

たくさんの種類の桜を楽しむなら、愛媛県松山市にある「松山城」がおすすめ。松山市の中心部である勝山にあり、攻守に優れた連立式天守を構えていたことから「平山城」とも呼ばれています。「松山城」は、日本の城の中でも12ヵ所のみにしか残っていない「現存12天守」のうちのひとつ。この「松山城」周辺には、多くのソメイヨシノが咲き誇ります。早咲きのツバキカン桜やシオガマ桜、ボタン桜など様々な種類の桜が約200本あるので、それぞれの桜の鑑賞をゆっくりと楽しみましょう。

デートにも!夜の桜と日本の城の幻想的風景

福島県会津若松市にある「鶴ヶ城」では、春には城址公園内に植えられた多くの桜が一斉に咲き誇り、城郭と桜の美しい風景を楽しませてくれます。桜が咲き始めた頃から5月の初め頃までの夜間で鮮やかに桜をライトアップ。その規模はライトアップを行なっている日本の城の中でも東日本最大級とも言われています。約1,000本の桜が作り出す、夜空に美しく浮かび上った光景はとても幻想的な空間。ライトに照らされた桜がお堀の水面に反射し、神秘的で風流な情景を望むこともできます。

また、日本三大夜桜のひとつとしておすすめなのは、新潟県上越市にある「高田城」の桜。「高田城」周辺の高田公園にある広大な外堀と内堀をはじめとし、その周辺には約4,000本の桜が競い合うように咲いているのが特徴です。およそ3,000個にも及ぶぼんぼりに照らし出された桜の美しさは圧巻。日本でも有数の美しさを誇る夜桜の名所として知られています。桜並木にライトアップが施された「さくらロード」も人気のひとつ。ライトアップ期間中には観桜茶会やVR(バーチャルリアリティ)を駆使したイベントも開催されます。

日本の城で行なわれる春のお祭りをご紹介!

その見事な美しさで桜の名所としても人気が高いのが青森県弘前市にある「弘前城」です。「弘前城」の桜は日本一とも称されており、ひとつの花芽からたくさんの花が咲き、迫力のあるもこもことした花の付き方が特徴。本丸・二の丸の周辺・弘前公園内では多くの種類の桜を楽しむことができ、その場所ごとによって異なった桜の姿を眺めることができます。そして桜の開花時期に合わせて弘前公園で行なわれているのが「弘前さくらまつり」。さくらまつりの期間中には観桜会記念日が制定されており、記念パレードや打ち上げ花火も行なわれます。その他にも、さくらまつりの期間中には限定のイベントも多数開催。

春ならではの楽しみを体感するなら、日本の城の中でも有名な滋賀県彦根市にある国宝「彦根城」もおすすめ。春になると「彦根城」を中心としてお堀沿いに約1,200本の桜が咲き、1年で一番美しいお城の姿を眺めることができます。お城を取り巻いている二重のお堀の水面や、櫓の白い壁面に映える桜は目を見張るような美しさです。夜間にはライトアップも行なわれ、昼間の穏やかな桜の情景から幻想的な世界に早変わり。毎年4月1~20日の間に「彦根城」一帯では、「彦根城桜まつり」が行なわれます。桜まつり期間中には普段は平日の日中に定期運行している屋形船が土日祝日や夜間にも特別運行。お堀の中をゆったりと進みながら、桜に囲まれた風情たっぷりな空間を満喫できます。

ロード中
ロード中
ロード中

春は日本の城が美しい季節。サクラの花との相性も良いことで知られている城が多く、その美しい景観を楽しむだけでなく、歴史の波に翻弄されてきた遺構や人々の思いに心を巡らせることで、春の城めぐりの楽しみは格段に増します。

廃城がサクラの名所となる契機に!「高遠城」

廃城がサクラの名所となる契機に!「高遠城」

長野県伊那市の「高遠城(たかとおじょう)」は、三峰川と藤沢川が合流する丘を地形的に利用して築かれた平山城で、南北朝時代から高遠氏の居城として利用されていました。しかし戦国時代、隣国の甲斐国(現在の山梨県)から武田信玄が攻め入り、以降は武田氏の支配下に置かれて大規模な改修工事が施され、現在残されている城郭の形となりました。この改修工事にはあの山本勘助も深くかかわっており、「勘助曲輪(かんすけくるわ)」の遺構を見ることができます。

この「高遠城」が全国に名の知れる城となったきっかけは、なんと廃藩置県後に城が取り壊されたことに始まります。取り壊された高遠城址は荒れ果て、かつての栄華は跡かたもなく消えてしまいました。それを憂いた旧高遠藩士たちが立ち上がり、1876年(明治9年)に城跡にサクラの木を植え始めたのです。そして、城郭一帯を公園として整備することに着手しました。それ以降、往年の頃の石垣や土塁、門などが徐々に整備され、「太鼓楼」「高遠閣」などの建築物が築かれていき、城跡一帯は美しい公園としてよみがえっていくこととなります。これが現在の「高遠城址公園」の基礎です。

明治時代初期に旧藩士たちが植えたサクラはその後も植えられ続け、現在ではおよそ1,500本ものタカトオコヒガンザクラが咲き誇る名所となりました。やや小ぶりで赤みが強めのサクラは「天下第一のサクラ」として全国に名を馳せることとなり、「さくら名所100選」のひとつにも選ばれています。また、城跡も国指定の史跡に選ばれており、春に限らず一年中歴史ファンが訪れるスポットとして知られています。

廃城となり取り壊され、荒れ果てたことが、全国有数のサクラの名所として知られるきっかけとなった「高遠城」。時代の波に翻弄されながらも力強く生き抜いた古城の魂が感じられる城です。

幽玄のライトアップ!サクラ咲く「二条城」

京都市の「二条城」は、ユネスコの世界文化遺産に登録されている他、国宝・重要文化財・国指定の史跡・特別名勝にも指定されている平城です。江戸幕府の始まりを意味する初代将軍・徳川家康の「将軍宣下(せんげ)」と、最後の将軍・徳川慶喜による江戸幕府の終焉である「大政奉還」が行なわれた城であることでも知られています。明治維新後には離宮としても使用されるなど、近現代における日本の歴史を語る上で重要な舞台となってきました。現在では、本丸御殿や二の丸庭園など見応えのある文化財が多く、国内外から一年を通じて多くの来訪者で賑わう名所となっています。

しかし、「二条城」が最も華やいだ季節となるのは、何と言ってもサクラが見頃の春です。城内には400本のヤマザクラ、サトザクラ、ヤエベニシダレザクラなどが鮮やかに咲き誇り、重厚できらびやかな建造物に文字通り美しく花を添えます。もちろん、春の陽光に明るく咲く昼間のサクラも目を奪われる程美しい光景ですが、注目したいのはやはり夜です。サクラの季節には「二条城」は夜間、ライトアップイベントが開催され、サクラや庭園が明るく照らし出された幽玄の世界を堪能できるのです。この期間は、通常よりも4時間半遅い閉城となるため、普段とはひと味もふた味も異なった「二条城」の新たな美しい一面を楽しむことができます。

春の古城に登るトレッキング・「八木城跡」城上がり

兵庫県養父(やぶ)市の「八木城(やぎじょう)」は、国の史跡にも指定されている山城跡で、1063年(康平6年)築城と伝えられる古城です。標高が400mを超える山には、現在でも石垣や土塁、本丸台跡、天守台跡、櫓台跡などの遺構が残されており、歴史学的にも重要な城郭遺跡として知られています。

この「八木城」では毎年春に、「春の城上がり」と称して八木城跡の遺構まで登山をするイベントが開催されます。参加者は各自でお昼ご飯の弁当を用意する必要がありますが、山の麓から登り始め、40~60分程度かけてたどり着いた天守台跡で昼食やゲームが楽しめる春らしいイベントです。山の地形を巧みに活かして築かれた城の遺構を観賞し、新緑が芽生える山道を歩くトレッキングを楽しみ、ゴールの天守台跡には咲き誇るサクラがお出迎え。いにしえの武士たちの知恵も春の息吹も思う存分楽しめるのが、春の八木城の大きな魅力なのです。


春の城によく似合うものと言えば桜。立派に佇む伝統建築である城を背景に咲き乱れる桜の美しさは見事なものです。現在日本各地の城跡の多くが桜の名所となっており、城に訪れる観光客を楽しませてくれます。

城と桜の関係

城と桜の関係

当たり前のように城の周りに植えられている桜の木ですが、その昔城がまだ城としての役割を果たしていたとき、周りに桜は植えられていませんでした。殿様の威厳を示すために美しい花は不要であり、植えられていた植物はもっぱら「松」であったそうです。「松」は縁起の良い植物だからという理由もありますが、燃料や食料としても適していたためです。

現在植えられている桜は、すべて明治以降に植えられました。1873年(明治6年)に配布された「廃城令」によって残された城の整備が課題となり、ちょうど幕末に「ソメイヨシノ」が桜の新種として生み出され、これが爆発的に流行したことや、比較的手入れが簡単だったことから、城跡に桜が植えられるようになったと記録に残されています。

春に訪れたい全国の城

日本経済新聞が選出した「桜が似合うおすすめの城ベスト10」の結果によると、1位に選ばれたのは青森県にある「弘前城」でした。2位は「姫路城」、3位は「高遠城」、4位は「会津若松城」、5位は「彦根城」、6位は「津山城」、7位は「岡城」、8位は「五稜郭」、9位は「大阪城」、10位は「高田城」です。

また1990年(平成2年)に「財団法人さくらの会」が選出した「日本さくら名所100選」の中には、以下の29ヶ所の城が選ばれています。

春の城まつり

桜の綺麗な春の季節には、全国各地のお城で盛大なお祭りも開催されます。

春のくまもとお城まつり

桜の開花に合わせて熊本城で開催される「春のくまもとお城まつり」。毎年3月下旬から上旬にかけて、ステージイベントや「火の国YOSAKOIまつり」などの豪華なイベントの他、熊本城の夜間開園も行なわれます。熊本城は1607年(慶長12年)、加藤清正によって築城された城で、城郭は東京ドーム21個分の98平方メートル、周囲は5.3kmというとても広大な敷地を持つ、全国でも有数の城です。1877年(明治10年)の西南戦争では薩摩軍約13,000人による執拗な攻撃を受けましたが、それでも落城には至らなかった堅固な熊本城。残念ながらこの戦争で天守閣と本丸御殿などは焼失してしまいましたが、鬼門にある「不開門」は築城当時のまま残されており、国の「重要文化財」にも指定されています。「春のくまもとお城まつり」ではこの「不開門」が特別公開されることもあり、櫓の内部を見学することができます。

岡崎城の桜まつり

愛知県にある、徳川家康が生まれた城として知られる岡崎城では、例年4月の第一日曜日に「桜まつり」が開催されます。江戸時代から家康誕生の城として幕府から大切にされてきた岡崎城は、現在公園として整備され美しい桜の名所となっています。春の桜まつり期間中に、岡崎城の春の風物詩として行なわれる伝統一大行事が「家康行列」。徳川家ゆかりの伊賀八幡宮から岡崎城のある公園まで、公募で選ばれた徳川家康公率いる三河武士団や姫列たち総勢800名以上が練り歩きます。一般参加も受け付けており、甲冑を着てパレードに参加ができるので、参加してみるのも一考です。


日本の伝統建築を今に伝える城は、世界に誇る歴史遺産です。春になると城下の公園では桜や梅が咲き誇り、空にそびえる天守閣と贅沢な景観美を見せてくれます。

しろの日(4月6日)

しろの日(4月6日)

4月6日は、姫路市が制定した独自の記念日です。この日を中心に、姫路城では観桜会やお花見太鼓などの催しが開かれます。ふるさと創生のために、市民からの提案によって1990年に制定され、姫路城をはじめ動物園、美術館など6施設を無料開放して、市民に地域の文化に触れる機会を設けました。姫路城が1993年に世界遺産に登録されてからは、登録日に当たる12月11日に無料開放日を変更しています。

姫路城は、1601年の築城以来400年以上にもわたって、ほぼ完全に近い状態で保存されており、天守閣はもとより、城郭全体が世界でも類を見ない壮大な木造建築群を形成して、日本の建築や伝統文化の象徴とされています。別名を「白鷺城」とも言い、始まりは1346年とされており、関ヶ原の戦いのあとに城主となった池田輝政が大規模な城郭へと拡張したことで、現在の姿になりました。太平洋戦争でも焼失を免れ、国宝四城や日本三名城にも選ばれています。1934年には昭和の大修理が挙行され、2009年秋から2015年までは平成の大改修として、大規模な保存修理工事を行なっています。

松山お城まつり

松山お城まつり

四国・松山城では、毎年4月第1週の金・土・日曜日に「松山お城祭り(春まつり)を開催しています。松山城やその周辺で、様々なイベントを実施し、四国の春を告げます。イベントでは、大名・武者行列、伊予節全国大会、野球拳大会、パレード演舞などが行なわれます。

松山城は、松山市の中心部にある標高132mの勝山にそびえ、「勝山城」「金亀城」とも呼ばれています。1603年に加藤嘉明によって建設が着手され、城主の異動などがあって完成したのは四半世紀後とされています。攻守の機能に優れた連立式天守を構えた平山城で、そのシンボルとも言われる天守閣は、日本で12ヵ所しか現存していないもののひとつで、日本100名城に数えられています。築城当初の天守は五重でしたが、やがて三重に改修され、のちに落雷によって焼失したものの、幕末の1854年に再建されました。これはわが国最後の完全な城郭建築とされています。二之丸から本丸にかけて施された「登り石垣」は、韓国の倭城の防備手段と同じ手法とされ、松山城以外には滋賀県の彦根城にしか確認されていません。

松山城は山頂にあるため、見学をするにはロープウェーかリフトに乗って山頂を目指します。堀之内を含む城山公園全体が国の史跡に指定されており、桜の名所としても有名です。