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城情報

虎口・城門・やぐらとは



築城に際して重要なのは、第一に敵の侵入を防ぐことです。そのために城を建てる地形を選定し、また城郭の外側にも内側にも防御線が張られました。城に配置された設備のどれをとっても、戦を想定していない物はありません。ここでは、そんな城の設備のなかでも虎口・城門・やぐらについて詳しく見ていきます。

虎口の果たす役割

虎口の果たす役割

虎口は小口とも言い、その名前の通りもとは曲輪へと通じる狭く小さな入口のことを指していました。つまり虎口とは城門のことでもあるのですが、これがなぜ「虎」と言う文字があてはめられたかと言うと、侵入者にとってそこが「虎が潜むかのごとく」危険な場所だったからです。虎口は入るとすぐ折れ曲がっています。仮に多勢の侵入者に大挙されたとしても、その曲がり角により容易に前進されることはなく、さらに足止めされれば上方や背後から矢の雨を降らすことができると言う構造になっています。

大手・搦手

城では外部から本丸に至る道筋がいくつかありますが、そのすべてを折り曲がった道にし、虎口を設けました。なかでも表口を大手と言い、裏口を搦手(からめて)と言います。この大手はその城のメインとなる城門で、城主の権威とその城の格を示す物でもあるため立派なつくりにされていました。そして、広さがあるため常に厳重に防備されています。搦手は小さな門で狭くつくられてあるのが特徴です。

城門の種類と名称

城の外部から内部へと入る門が城門ですが、構造や役割によって様々な種類に分けられます。二階建ての物を櫓門(やぐらもん)、一階建の物を冠木門(かぶきもん)と言います。上に櫓を乗せた櫓門は、大手門や本丸正門などの城の重要な門には必ず用いられています。また冠木門から派生した薬医門、高麗門、長屋門などもあります。それぞれの城門の名称は、曲輪の名前に「表門」や「裏門」を付け加えるのが通例ですが、外郭の門は江戸城の桜田門や日比谷門のように地名や道の名前を名称にするのが主流でした。姫路城の門はかつて84あったと言い、数が多すぎることから門の名称に「いろは」の順番を用い「いの門」から「ぬの門」までがあったと言う記録が残っています。

やぐらの変遷と役割

やぐらには「櫓」や「矢倉」などの表記があり、矢などの武器を入れておく倉庫であり、また攻撃する際の陣地でもありました。敵の攻撃を事前に察知するための物見櫓の存在は、弥生時代の吉野ケ里遺跡からすでに見ることができ、非常に古くからある物だと言うことが分かります。近世になると、天守程の高さはない物の、熊本城にある宇土櫓のように最大で三重五階建ての櫓が出現します。