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縄張とは



建築物の敷地の広さを定めることを縄張と言います。縄張は博徒などの勢力範囲や、動物のテリトリーなどを意味することもありますが、本来は建物の敷地分の広さに実際に縄を張ったことからこの言葉が生まれたようです。城を作る際にも縄張と言う言葉を使いますが、端的に言うとこれは城の設計のことです。縄張を決めることで城の配置や大きさかたちが決定するのですから、縄張は築城の根幹をなす重要な要素でした。

縄張の意味

縄張の意味

築城に先立ち、立地を決めその地形に応じて構成を考えます。この構成のことを城取と言いますが、具体的な区画割や、塁壁、虎口(こぐち)、櫓や井戸などの位置を平面図で示し、それに基づき実際に現地に縄を張りました。これが縄張の由来と言われています。やがて城における各部の配置のことを縄張と言うようになりました。今では、縄張とは特に曲輪(くるわ)の配置のことを指します。

縄張の種類

曲輪の配置によって縄張を分類することができますが、実際にはいくつかの種類の縄張が組み合わされることによって城はできあがっています。以下にその種類を挙げてみます。

連郭式(れんかくしき)

本丸と二の丸三の丸が一直線で結ばれ並列に配置された縄張です。山の尾根など、城を横に広げることができない際に用いられました。盛岡城、水戸城野田城彦根城明石城高知城などがこれにあたります。

並郭式(へいかくしき)

連郭式から並列する三の丸がなくなった物と言うことで、連郭式と同様の縄張であると考えられることもあります。例えば大垣城の場合は三の丸が本丸と二の丸を取り囲むように配置されており、これが三の丸が輪郭式に加えられたとする解釈もあります。島原城、大分城などがこれにあたります。

輪郭式(りんかくしき)

円郭式とも呼ばれますが、本丸を二の丸が取り巻き、さらに二の丸を取り巻く三の丸が存在する縄張のことです。これにより本丸の防御は強力になりますが、二の丸が手狭になってしまうなどの欠点があります。山形城米沢城、田中城などがこれにあたります。

梯郭式(ていかくしき)

本丸の二方、もしくは三方を二の丸が取り囲んでいる縄張のことです。近世においてもっとも主流となったのがこの縄張でした。本丸の背後などに谷や河川といった地形が存在するとこの縄張りが適しています。岡山城広島城熊本城などがこれにあたります。

稜堡式(りょうほうしき)

城壁の突出部である稜堡を剣の先のかたちに配した縄張で、もとは西洋の物でした。五稜郭などが有名ですが、龍岡城もこれにあたります。